ゲストハウスで一期一会の出会いを!最大限その魅力を感じるために

ここ数年で軒並み増加しているゲストハウス。旅行で宿泊先を探していると、必ずと言ってよいほど目にしますね。泊まったことがない人の中には、「興味はあるけど緊張するな」と、少し躊躇してしまう気持ちもあるのではないでしょうか。しかし、その一方で「基本的にゲストハウスしか泊まらない」という人もいるほど、思いきり楽しんでいる人もいます。ここでは、ゲストハウスがどんな場所なのか、その特徴や魅力、最大限に楽しむために知っておきたいポイントをご紹介します。

目次

ゲストハウスは宿泊者同士の距離が近い宿

ゲストハウスは、宿泊施設の1つです。ただ、ホテルや旅館とは違う面が多々あり、その良さや特徴をよく知って利用した方が混乱も少なくて済むでしょう。

ゲストハウスの定義は、実のところはっきりと確立されているわけではありません。一定のルールはあるものの、バリエーションは豊かです。ゲストハウスごとに個性があり、それも魅力の1つと言えます。

詳しい特徴はまた後ほどご紹介しますが、ゲストハウスの大きな魅力はやはり宿泊者同士やオーナーとの距離の近さではないでしょうか。初めて出会った人同士が気軽にコミュニケーションをとり、自然に語り合えるような、そんな空間になっているところが多いです。

一般的なゲストハウスの特徴

「ゲストハウスのイメージが全然できない…」そんな人のために、ここで一般的なゲストハウスの特徴についてまとめてご紹介します。

部屋の造りはいろいろ

ゲストハウスの場合、ドミトリーと呼ばれる相部屋スタイルが多いです。1つの部屋に2段ベッドがいくつかあり、4人~8人くらいが一緒の部屋を使うといったイメージです。

少数派ではありますが、それぞれ1人ずつ個室があるゲストハウスもあります。「同じ部屋に誰かと泊まるのはちょっと…」と抵抗のある人は、個室のゲストハウスに絞って探してみてはいかがでしょうか。

水回りは共用

基本的に、シャワーやトイレ、洗面所といった水回りは共用です。ビジネスホテルなどのように、自分の好きなタイミングでシャワーを浴びたりすることは難しいでしょう。特に、朝のチェックアウト前は混雑します。

宿泊者同士が交流できるスペースがある

一般家屋で言えば「リビング」のような、宿泊者同士が一緒に過ごせる共有スペースがあります。ここで出会った人と話しコミュニケーションをとれるのが、ゲストハウス最大の魅力とも言えます。

最近は、カフェやバーなども開いて、お店に訪れる人とも交流ができるように工夫しているゲストハウスも増えています。

素泊まりが基本

ホテルや旅館との大きな違いとして、食事の有無が挙げられます。ゲストハウスには、基本的に食事を提供するという機能がありません。なかには、朝食だけは提供するというスタイルで運営しているところもありますが、数は限られるでしょう。

ホテルや旅館の中には、料理の充実ぶりをアピールポイントにしているところが多いですが、ゲストハウスの場合はその他の部分に価値があると捉えた方が良さそうですね。

キッチンが使えるところもある

素泊まりが定番となれば、夕食や朝食をどこでとるかという問題があります。近隣の食事処等で済ませる方が多いですが、ゲストハウスの共有キッチンが利用できる場合も。宿泊者みんなでお金を出し合って鍋を囲うなど、一緒に食べる楽しみも生まれます。また、個人で食べるにしても、連泊する方などは食費を抑えやすいでしょう。

ゲストハウスを利用するメリットとは

ゲストハウスのメリットを知ると、「一度泊まってみたい!」と思うようになるかもしれません。まだ使ったことがない方は、どんなメリットがあるのか一緒に見ていきましょう。

いろんな国や世代の人と交流しやすい

日本に訪れる外国人旅行者の数が増えている昨今では、海外のバックパッカーもゲストハウスによく訪れるようになっています。また、日本人でもさまざまな背景をもった多様な世代が利用しており、ゲストハウスでは普段関わりのないような人と交流しやすい点が大きなメリットです。

バックグラウンドの異なる人と関わることは、新たな視点や価値観を学ぶ機会にもなります。単にいろいろな人と話ができて楽しい、というだけでなく、人生をもっと豊かにするような心に残る出会いもあるかもしれません。

ゲストハウスでその日に出会う人との関わりは、まさに偶然そのものです。国籍や年齢など関係なく、巡り合った人と同じ空間でひとときを過ごす、それだけでワクワクする人もいるのではないでしょうか。

宿泊費を抑えることができる

費用の安さからゲストハウスを選ぶ方もとても多いです。食事の提供がなく、部屋や設備は共有など、やや不便と思える点もありますが、そのぶん費用はホテルや旅館に比べると格段に安くなっています。

ゲストハウスの宿泊費は立地や設備などによって異なりますが、おおよそ3,000円~4,000円程度で泊まれるところが多いです。同じエリアのホテルや旅館は、その倍以上の料金になっていることも珍しくありません。

できるだけ長く旅を続けたい人、予算控えめで旅に出たい人、宿泊以外の部分にお金をかけたい人などには、ゲストハウスは最適な選択肢と言えます。

旅先での有益な情報が得られる

ゲストハウスは、宿泊者同士だけでなく、オーナーとの距離感も近いのが魅力。ゲストハウスの運営者は地域をもっと盛り上げたいと願う人も多く、またその土地の情報にも詳しいです。

実際、地域おこしの一環でゲストハウスを建てるケースも珍しくありません。宿泊者にはその地域の美味しいグルメや観光地、穴場スポットなどの情報が入りやすいのです。

同じ部屋に複数人で泊まれる

これは人によってメリットになるケースとそうでないケースがあるでしょう。ただ、慣れない場所に1人で寝ることが苦手な人にとっては、ゲストハウスの相部屋はメリットになります。

知らない人との相部屋は、貴重品の管理やイビキの問題などもありますが、これが許容できるなら1人旅での宿泊が苦手な人も気軽に出かけやすくなりますね。

ゲストハウスにはどんな人が泊まってる?

ゲストハウスを利用するための特別な制限はありません。強いて言えば、ゲストハウスのメリットに魅力を強く感じる人が選ぶのではないでしょうか。そう考えると、主に以下のような方々が利用しやすい場所となっています。

旅行者やバックパッカー

ゲストハウスは、ホテルや旅館に並ぶ宿泊先の候補になっています。特に旅行費用を抑えて旅に出かけたい人などに人気です。旅に慣れていて、いろいろな出会いを楽しみたい人も泊まりやすいのではないでしょうか。

学生など若者のグループ

学生なら、大人数で旅行することも珍しくありません。ホテルや旅館で多人数泊まれる場所を探そうと思えばそれなりに費用もかかりますが、ゲストハウスなら多人数で同じ部屋に泊まりやすいでしょう。

ビジネスパーソン

会社員なら経費でホテルや旅館代を落とすことができますが、個人事業主などは経費をできるだけ抑えたいと考えるのが自然です。旅行ではなく仕事で訪れた場所なら、素泊まりの方が都合よく気が楽だと感じる人もいるでしょう。「旅行なら宿泊先にもお金をかけて構わないけど、仕事となれば別」という方にも選びやすくなっています。

リモートワーカー・アドレスホッパー

パソコン一台あれば、どこでも仕事ができる世の中です。リモートワーク中心の仕事や、個人でのパソコンを使った仕事では、自宅を離れて旅を楽しみながら仕事をすることが可能です。

ホテル・旅館とは違う!ゲストハウスにある物とない物

さて、安さが魅力のゲストハウスには、どこまでのサービスが期待できるのか気になりますね。設備の面はさておき、備品の有無においても知っておくべきことがいくつかあります。

ゲストハウスの場合、ホテルや旅館なら備えてあるものが無いことも。「着替えだけ持っていけばいいや」と思っていると後悔するかもしれません。

ゲストハウスにない可能性が高いもの

多くの場合、浴衣などの寝間着に使える衣服はゲストハウスにはありません。また、タオルや歯ブラシ、洗濯機・乾燥機はお金を支払えば利用できる可能性がありますが、備えていないかもしれません。

化粧水や乳液、シャンプー類はゲストハウスによってさまざまで、ある場合とない場合の両方が考えられます。ドライヤーは、多くの場合備えてあるようです。

どこまで準備が必要かは宿泊先に確認を

アメニティ類など旅先で必須となるアイテムが、ゲストハウスには用意されていない可能性もあります。現地で慌てないためにも、あらかじめ宿泊先に確認をして準備しておきましょう。

ゲストハウスの魅力を最大限楽しむために

せっかくゲストハウスに泊まるなら、そのメリットを最大限に活かして楽しみたいものですね。人によってゲストハウスの過ごし方はさまざまですが、満喫したい方は以下のポイントを意識してみてはいかがでしょうか。

共有スペースを利用してみる

ゲストハウスは人々との交流が生まれやすい場所ですが、自分から能動的に動かなければ何も始まりません。「きっと誰かが話しかけてくれる」と黙っているのではなく、自分から共有スペースを利用して話しかけてみましょう。出会いを引き寄せられるかは、自分の行動次第です。

早めにチェックインする

「どうせ素泊まりだから遅い時間のチェックインでいい」と思われるかもしれません。もちろん、旅先での予定や仕事の都合によっては、遅い時間のチェックインになっても仕方がないでしょう。

もし、時間に融通が利くのであれば、早めのチェックインがおすすめです。すると、夕食におすすめのお店を教えてもらったり、他の宿泊者と早い段階で仲良くなったりできます。ゲストハウスの宿泊者同士で一緒に居酒屋に行く、なんてこともあるかもしれません。

連泊してみる

ゲストハウスに連泊して、段々と居心地の良さを高めながらその地域での生活や観光を思いっきり楽しむのもおすすめです。まるで家のような、親しみのある雰囲気だからこそ、慣れればその良さも感じやすくなります。連泊をすると割引が受けられるところもあるため、お得に旅を楽しみたい人にも良いですね。

知ってると便利!ゲストハウス用語

ゲストハウスのWebサイトなどを見ていると、馴染みのない言葉が用いられていることがあります。これからゲストハウスの利用を考えている方は、その意味を知っておくと便利ですよ。

ドミトリー

「相部屋」といった意味で使われています。ゲストハウスでは、カーテンのついた2段ベッドが部屋に置かれており、複数人のゲストが1つの部屋で寝泊まりします。「ドミ」や「DM」と表記されることも。

「女性専用ドミトリー」なら女性専用の相部屋、「男性専用ドミトリー」なら男性専用の相部屋となります。

混合ドミトリー

ゲストハウスの全てが男女で部屋を分けているわけではありません。男女混合で同じ部屋を使用するケースもあります。着替えや洗濯物を干すなどの場面で配慮が必要になりますが、専用ドミトリーよりは安く泊まれる傾向にあります。

守ろう!ゲストハウスでのマナー

ゲストハウスを快適に過ごすためには、お互いにマナーを守ることも大事です。気持ちよく利用するために、心得ておきましょう。

音や明かりに気を付ける

寝泊まりをする部屋では、みんなが快適に休めることを重視するのがマナーです。喋ったり、大きな音を立てたり、真夜中や早朝に電気をつけるのは好まれません。早朝に出かける予定がある場合は、前日に荷造りをすませて出来るだけ周りの人を起こさないように注意しましょう。

共有スペースを独占しない

トイレや洗面所、お風呂などの共有スペースは、1人で独占しないよう気を付けましょう。また、使い方も大事です。できるだけ綺麗に、次の人が気持ちよく使えるよう心がけましょう。コミュニケーションをとりあって、譲り合う心でいれば、トラブルも起こりにくくなります。

貴重品は自己責任のもと管理する

残念ながら、ゲストハウスで貴重品を盗られる被害も出ています。貴重品を入れるロッカーがあるゲストハウスもありますが、自分で南京錠を付けるなどプラスの対策をしておくと安心です。ロッカーがない場合は、貴重品を置きっぱなしにせずに肌身離さず持ち歩くように気を付けましょう。

旅先での人付き合いと暮らしを体感したいならFamilyinnでのホームステイもおすすめ

ゲストハウスの魅力に惹かれる方の中には、旅先での出会いをより深く楽しみたい、現地での暮らしをリアルに体感したいと考える方もいるでしょう。

Familyinnは、日本国内にある数々の地方に、ホームステイができるサービスです。ホストさんはみな温かみのある個性と魅力あふれる人たち。

そこで過ごす日々は、単なる観光ではありません。田舎ならではの暮らしや、地域の方々との交流を通して、観光では触れることのないもっとリアルな日常生活が体験できます。

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