念願の地方移住が「失敗」。移住者の後悔は理想とのギャップ

都会で暮らす人の中には、「いずれ地方に移住してのんびり暮らしたい…」と思っている方もいるでしょう。リモートワークやノマドワーカーの増加などで、都会に住む必要性を感じない方が増えるなど、若い世代でも少しずつ価値観は変わってきているかもしれません。しかし、その一方で、いざ地方移住したものの後悔している人もいます。念願だったはずの地方移住が失敗しないように、後悔しないために押さえておくべきポイントをご紹介します。

目次

地方移住は増えている!その理由とは

農林水産省の「移住のすすめ」によると、地方移住に興味のある若者が増え、実際に相談件数は増えてきているようです。

少し前までは、地方移住は退職後の楽しみというイメージが強かったかもしれません。しかし現在は、そのイメージとは違い、若い世代の関心を集めているとのこと。その実態について、もう少し詳しくご紹介します。

地方移住の相談は若い世代が半数以上

「移住のすすめ」によると、地方移住をサポートするNPO法人ふるさと回帰支援センターに寄せられる相談件数は2018年に4万件を超えています。これは、10年前と比較すると約17倍にものぼっており、いかに地方移住に関心のある方が増えているかが伺える数字です。

さらに、その相談を寄せる方の年齢層は、30代以下が半数を超えており、今や地方移住は”老後の楽しみ”としてではなく、若い人が住みやすい場所を見つけるための手段の1つであることが分かります。

参照:農林水産省「移住のすすめ」

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1907/spe1_01.html

若い人が地方移住に関心を寄せる理由

ではなぜ、若い世代が地方移住に興味を持つようになっているのでしょうか。

「移住のすすめ」によると、20代や30代の既婚男女が地方移住に興味を持つ理由として、最も多かったのが「山・川・海などの自然にあふれた魅力的な環境」という答えだったと記載されています。その割合は、なんと半数を超えるほど。住む場所として、都会よりも自然豊かな地方の方が良いのではないか、と考える方が増えているということです。

地方移住が失敗する主な理由・失敗例

残念ながら、地方移住について調べていると、時には「後悔した」「失敗した」などのネガティブな感想を発信している人も見かけます。

もちろん、新しい土地での生活は、易しいことばかりではないでしょう。しかし、憧れだったはずの地方移住が後悔に終わることは、できれば避けたいものですね。

人により、地方移住が失敗だと感じる理由はそれぞれですが、特に多い理由について見ていきましょう。

人付き合いの仕方が合わなかった

都会と地方とでは、近所の人たちとの距離感が違うと言われることが多々あります。地方では、都会にはない昔ながらの助け合いが受け継がれており、そういった人付き合いに抵抗がある場合は面倒くささを感じるかもしれません。

野菜をお裾分けしあうなど、はたから見れば微笑ましい出来事も、考え方によっては「プレッシャーだ」と感じることも。閉鎖的な場所では、馴染むまでに時間がかかることもあるでしょう。

都会ほど人の出入りに慣れていない地方の住民にとって、新しく移住してくる人のことが気になるのは仕方がないことかもしれませんが、色々と聞かれて「干渉しすぎる」と感じる方もいるようです。

想像以上に不便だった

当然ですが、自然豊かな場所は、都会に比べれば公共交通機関が整っていません。若者が遊べるような娯楽施設や商業施設は少なくなります。コンビニすら徒歩圏内にない、という状況は普通にあります。

場所によっては、食料品や日用品ですら車で数十分走らないとお店がない、なんてことも。深夜まで電車やバスが走り、会社からの帰り道に気軽にショッピングができ、仕事終わりに一杯だけお酒をのむ…といった日常を同じように行うことも、難しくなるかもしれません。

就職先が限られて収入が減った

すべての移住者に当てはまるわけではありませんが、移住先での職探しが難航するケースも考えられます。地方は、都会に比べると人口が少なく、会社の数も限られます。

移住前の経験を活かせる仕事が、必ずしも地方で見つかるとは言いきれず、少ない選択肢の中から就職先を探さざるを得ないことも。場合によっては、収入も少なくなるでしょう。

リモートワークができる会社に勤めている場合は、地方に移住してもさほど影響がないかもしれません。しかし、新たに就職先を見つける必要がある場合は注意が必要です。

気候が違いすぎて耐えられなかった

夏の暑さや冬の寒さ、台風、雨量など、住む場所によって気候は大きく異なります。同じ県でも、北部と南部とでは状況が変わるため、ただ聞いたり調べたりするだけでは不十分で、後悔することになるかもしれません。

移住の候補地を絞るときは、一年を通した気候の特徴をよく調べ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい場所の場合は事前に出向いて実感しておくと良いでしょう。

自分の理想とかけ離れていた

地方移住に対して強い憧れがある方は、実際とのギャップがないかチェックしておくことも大事です。

古民家に憧れたけど使い勝手が悪かった、ヘビやムカデ、色んな虫がたくさんいて怖い、自給自足に憧れたけど畑仕事は大変だったなど、経験者の声をよく聞きましょう。

もちろん、住んでみなければ分からないこともたくさんあります。あまりにも理想を追い求めすぎると、現実に不満を抱えやすくなります。地方での暮らしをポジティブに楽しむ気持ちが大切です。

地方移住の理想とのギャップを埋めることが失敗を防ぐ

ここまででご紹介した、地方移住での失敗理由は、事前のリサーチやお試し移住等をしておけば防ぐことも可能です。時間をかけて調べて事前に体感し、本当に自分に合っているかどうかを確認することは、手間がかかるかもしれません。しかし、その後の生活に大きく関わる決断だからこそ、その手間を惜しむと後悔につながります。

新しい土地での暮らしが、本当に合っているのかは、その土地に住まないと分からないことも多いです。

familyinnは、日本国内の魅力ある地方に住むホストのもとで、4泊5日から一緒に暮らすことができるサービスです。厳正な審査の基準を満たしたホストと同居して、その土地ならではの田舎暮らしを実践しながら地域の方々と交流したり、色んな体験をしたり。ただ仮住まいに短期間住むのとは違う、リアルな田舎暮らしが、そこにあります。

familyinnを利用する方々の目的は人それぞれですが、地方移住を考えている方にとってはこれ以上ないリサーチの機会にもなるでしょう。田舎暮らしのリアルを体感し、ギャップを埋めて、改めて自身にとってベストな方法を考えることができるのではないでしょうか。

こんな人は田舎暮らしに向いているかも!

「漠然と地方移住に興味があるけど、本当に向いているのかな…」と思っていませんか?先ほどの、移住を失敗した理由について見ていると、どうしてもネガティブな印象を持ってしまうかもしれません。しかし、これはあくまでも地方移住した人の一部の例に過ぎず、「移住して良かった!」という人もたくさんいます。

では、どのような人が田舎暮らしに向いているのか、いくつかの例をあげてご紹介します。

大好きな自然・風景を見ながら暮らしたい

緑に囲まれていると心が落ち着く、大好きな風景がある、スキーやサーフィンなど自分が好きなアウトドアが気軽にできるなど、自然との距離の近さにメリットを感じやすい人は、田舎暮らしに向いているでしょう。休日の過ごし方を振り返ったとき、都市部よりも自然の多い場所に出掛ける機会が多い方は、田舎暮らしの良さを感じやすいのではないでしょうか。

隣近所と家が密接していない場所に住みたい

都市部の住宅地は、隣の家との距離がとても近く、一軒家といえどそれなりに周囲には気を遣いますよね。

田舎の場合、場所によっては隣の家まで数十メートル離れている物件も珍しくありません。集合住宅で隣の物音がすごく気になる方などにも、安心して気楽に過ごせる家が見つかりやすいでしょう。

人づきあいが苦ではない

最近は、田舎もだんだんと事情が変化し、昔ながらの風習は形を変えてきています。しかし、やはり隣近所との付き合いや助け合いは都会よりも残っており、だからこそ距離感も近い傾向にあります。

場所によっては、若い人がほとんどおらず、年配の方々から移住者が頼りにされるケースも少なくありません。

新しいその土地ならではの文化や風習を受け入れられる柔軟性と、住民とのコミュニケーションが苦にならない性格を持った方は、田舎暮らしにストレスを感じにくいでしょう。

不便さをポジティブに変換できる人

利便性の面でいえば、田舎は都会ほど整っていません。ちょっとした買い物にも時間がかかるなど、不便さを感じる場面は多々あるでしょう。しかし、言い換えれば、それは田舎の良さでもあります。

整っていないからこそ、自然が残り静かな環境が保たれています。気軽に買い物に行けないからこそ、無駄遣いが減り物を大事に使えます。このように、ネガティブをポジティブに変換できれば、田舎暮らしを満喫できるでしょう。

新しいことに挑戦するのが好きな人

田んぼ、畑、野山、海など、自然の近くにいるからこそ挑戦できることも多いです。園芸やDIY、アウトドアなど、選択肢はたくさんあります。色々なことに挑戦していきたい人にとって、田舎は自由度が高い場所かもしれませんね。

田舎暮らしを成功させるポイント

これから地方移住を検討していく方は、ぜひ以下のポイントを踏まえながら考えてみてはいかがでしょうか。

情報をしっかり集める

最近は、インターネットを通じて色々な情報を集めることができます。しかし、インターネットの情報だけでは不十分です。特に田舎の独自の習慣などは、現地のことをよく知る人からしか情報が得られないことも多いからです。

気候のこと、住みやすさ、住民としての必要な活動などは、事前に訪れて確認しましょう。行政の設置する移住相談窓口があれば、そちらを活用するのもおすすめです。

移住の目的を明確にする

環境が変わることは、少なからずストレスを伴います。これまで培ってきた人間関係や慣れ親しんだ町から離れる寂しさもあるでしょう。

移住先に慣れ、頼りになる友人等ができるまでは、孤独を感じるかもしれません。そんな時、「なぜここに移住したのか」がはっきりしていると、もう少し頑張ってみようと思えるのではないでしょうか。

よくある失敗として、自分は問題なくても家族が移住先に慣れずに失敗するケースがあります。自分だけではなく、家族みんなが移住の目的を共有しておくことが大切です。

就職先を確保しておく

田舎には就職先が少ないからと、なかなか仕事に就けずにいると、生活そのものが出来なくなる恐れがあります。できるだけ移住前に仕事を確保しておくことは、安心にもつながるでしょう。

最近は、多くの自治体が移住者を確保するために仕事の紹介や就職活動のサポートをしています。ぜひ、活用しましょう。

お試し移住をして体験する

移住者を募っている多くの自治体が、移住体験住宅の提供や移住体験できる場を準備するなどして、その土地の魅力や住み心地が確かめられるように工夫しています。

お試し移住用の住まいに暮らすだけでも、その土地の気候や環境、生活のしやすさは実感できるでしょう。しかし、よりリアルな田舎暮らしを試すなら、ホームステイのような形のお試し移住がおすすめです。

移住体験の施策を行っている行政の中には、地元農家の家に泊まれるプランや古民家に宿泊できるプランなどを設けているところもあります。しかし、実際はそのような施策を行っているところは少数で、多くの場合は移住体験者向けの住宅に何泊かする、といった方法が主流です。

地方移住が「失敗」しないようにfamilyinnを活用しよう

familyinnでは、日本各地の魅力的な地域に住むホストさんたちのもとで、その土地の暮らしに根付いた生活が体験できます。期間は4泊5日から。ホストさんの家で、地域に溶け込むように暮らすひとときは、かけがえのない時間となるでしょう。

地方での暮らしの良さも悪さも、まるごと肌身に感じると、理想とのギャップも少なくなるはず。その経験があれば、実際に移住をしてガッカリしたり後悔したりすることも減り、満足のいく移住につながるでしょう。

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