農家に嫁に行けと母が言うので【体験談】

この記事では、2022年2月に茨城県常陸太田市に約1週間ホームステイをした大学4年生の福島さんの経験談を紹介していきます!

今回は、福島さんご本人が体験記事を書いてくださいました!

【福島さんプロフィール】
年齢:20代
出身:東京都
職業:大学4年生
利用期間:1週間
ステイ先について:茨城県常陸太田市
【個室】2,500円/日
ステイ先の紹介HP:https://familyinn.jp/kominka300nenn/

目次

田舎ホームステイを利用した理由

「お前は農家に嫁に行け」
幼少期から母によく言われてました。
理由は申し訳ないくらい単純、つなぎが似合うから。

大学4年生、コロナで海外旅行も行けず、東京でずっと過ごしてもいいけど、農家に嫁に行ったつもりで生活してみたいと思いたち、田舎ホームステイに出会いました。

出発直前で思い立ったため相当バタバタだと思いますが、親身に相談にも乗ってくださいました。

私は茨城の里美という豆や鶏を中心に営んでいる農家のお宅に8日間お邪魔させていただきました。

1日が早い

田舎といえば時間の経過がのんびりで〜というイメージですが、全然違いました。

朝早く起きて、
ヤギを畑に出して、
掃除して朝ごはん食べて、
鶏小屋に行って、
木の伐採して薪作って
昼ごはん作って食べて
ちょっと休んだら午後お客さんがきて
お茶して
豆の選別して
ヤギを家に戻して
鶏小屋いって
夕飯の支度して食べて
勉強して
寝たらまたもう次の日です。

あっという間すぎる。

でもおなじあっという間でも時間の感じ方が都会と違う気がしました。

都会は予定や他人のなにかでずっと急がされてる気がします。

「ああ、15時までに終わらせないと待ち合わせに間に合わない」
「21時までに行かないとスーパーが閉まる」

目の前に常に処理すべきことと、ぞの期限と、情報と、人がいてそれを順に捌きながら生きてる感じがします。
それらはきっとやらないといけないこと。

一方、田舎暮らしは季節とお日様と自分の欲望に追われます。
「今日は雨だから豆の選別しよう」
「日が落ちて暗くなる前にヤギを戻さなきゃ」
「お腹すいたから夕飯作ろ」
生きるためにやることがたくさんあって、その日その日で自分でやることを決めてくるくる動く感じ。

言語化が難しいんだけど同じ歩くでも、都会は見えない何かに歩かされてる感があって、田舎は自分で歩くか〜って歩いてる感じがあるなあってずっと思っていました。

同じように田舎は自分で生きてるって感じがする。

それはきっと私が予定詰めすぎちゃうとか場所以外の要因もあると思うんですけど、周囲の情報量の違いってこんなに伸び伸び感が変わるのかと実感しました。

どっちの暮らしも大好きで、どっちも味わえてよかったなと思います。

お茶めっちゃした

過ごす中で一番衝撃だったのがこれです。

ある日みんなでコタツで昼食を食べていたら、軽トラがぶうんと敷地に入ってきました。

誰だ誰だと覗くとお豆腐屋さん。厚揚げをビニール袋にいれて鷲掴みして
「さて茶でも飲むかな」
と自分で言って当たり前のように部屋に上がってきました。

えええええ!そんな昔話見たいことがあるの?!と驚きが止まりませんでした。

アポなし訪問は友達の家でもあまりやりませんし、「さて、茶でも」なんて口に出したことありません。

うわあ、なんかいいなあってしきりに感動しました。

お豆腐屋さん以外にも、たくさんのお客さんがたくさんの手土産をもってお茶しにきます。

おかげで家は常に大量の野菜で溢れかえって消費が追い付かないくらい。

私も両脇のお隣さんからお茶にお呼ばれしてお家に上がらせてもらいました。

普段のコミュニケーションの場所が昼なら喫茶店、夜なら飲み屋しかレパートリーがない私にとって手土産をもってお茶する文化は新鮮でした。

1日2リットルくらいずっとお茶飲んでました。

めっちゃ野菜食べた

人生で、一番野菜を食べました。
野菜が主菜で野菜が副菜で野菜で米を食べる毎日。
元のコンビニのサラダじゃないと野菜が摂れない生活に戻るのがちょっと悲しいです。

最後に

帰りのバスでこれを書いてるのでうまくまとまらなかった気がしますが、とにかく楽しかった。

農家の嫁、より娘感が強い暖かい毎日でした。

今都会で生きるとき、自分のためだけに割いてる時間って家にいる時間だけななあと思います。

外に出たら他者ありきの生活。仕事もそうだし、誰かに気を使いながら、顔も知らない誰かの力を借りて、貸して生きてるなあと。

でも田舎暮らしは基本的に自分たちのために力を割いているように感じます。

一個人参を食べるだけで都会ならマイバスケットに行けばいいですが、ここでは作るように。生きるって本来めちゃくちゃめんどくさくて、時間がかかってそれだけで超忙しい。

自分たちの顔の知ってる人の範囲で力を借りて、貸して生きている日々は人間らしくて豊かだなと思いました。
だけどその1個の人参をマイバスケットに頼る代わりにその時間を社会のために使う都会暮らしも豊かだなあと思います。

なんだか小難しいことばかり考えちゃいました。
1週間だけで田舎暮らしを語るなと自分でも思うので、絶対に帰らないといけない場所がない若いうちに、いろんな場所でいろんな暮らしをしたいなと思います。

最後に、お世話になったお二人にたくさんの感謝を持って結びたいと思います。ほんとうにありがとうございました。

田舎ホームステイについて

旅の出会いは一期一会だ。

場所も、人も、触れることはできても深くつながれない。

ネットに載っている情報の場所だけだと、なんだか物足りない。

もし、あと少し一緒に過ごすことができたなら。

もっと、深い気づきを得て、新しい自分がなることができる。

そんな気がする。

田舎ホームステイは、1週間からその地域に暮らすことで、

あなたが地域に溶け込み、深いつながりと、深い気づきを得る。

そして新しいあなたに出会う瞬間を提供します。
「暮らしの中で出会う経験が、新しいあなたをつくる」田舎ホームステイ

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