山形県高畠町
地域留学 第3期生
2023年 冬
くらし、なりわい、コミュニティ
~「またね」といえるつながりを~
山形県高畠町の地域留学とは?
田舎ホームステイと山形県高畠町で行う、地域巡り会いツアーです。高畠町に暮らすユニークな方々と生活や仕事を共にすることで、「くらし、なりわい、コミュニティ」を体験していただく企画です。
2つのコースから選んだプログラムで1週間の滞在となります。一緒に新しい企画を考える機会もありますので、みなさんの独自の視点や能力でまったく新しい未来を作ってください。
また参加者同士の交流会や地域イベントでの交流の機会も設けていますので、今回の出会いがみなさまにとって心地よく有意義な繋がりになれば幸いです。
高畠町について
高畠町(たかはたまち)は、山形県の南東にある人口約2万2千人の町。
東置賜郡に属し、ぶどう〈デラウエア〉の生産量は日本一です。
高畠町は「有機農業」の盛んな町としても知られ、農業(稲作・果樹・野菜畜産・山菜)、
食料品工業、日本酒製造メーカー、ワインメーカー、パン製造企業、機械工業、電子工業、リサイクル企業、バイオマス企業などを有し「農業と工業」の調和のとれた町です。
夏は暑く気温の日格差が大きい典型的な「盆地型気候」であり、昼夜の温度差が大きいため果物など農作物の栽培に適しており、「春夏秋冬」がはっきりとし「四季の風景」の移り変わりを楽しむ事ができます。
プログラム概要
期間 | 2023年2月27日〜3月4日 2023年3月6日〜3月11日 |
対象者 | 全国の大学生,一般の方 |
人数 | 8名/週×2 |
参加費 (税込) | 1.5万円 ※上記に朝昼晩3食、お風呂、送迎費を含みます。 ※懇親会や打ち上げの費用は別途お支払いいただきます。 |
コース | ①アグリコース ②クリエイティブコース |
応募締切 | 前半クリエイティブコース1枠空いています。 埋まり次第募集締め切りとなります。 |
全体日程
各コースについて
①アグリコース
高畠で農業を営む個人や団体のところに訪問して、冬場の仕事や暮らしの体験をしていただきます。天気に左右されやすいので状況に応じて屋内作業や内職などに変更もあります。
受け入れ先のみなさんとざっくばらんにいろんなお話をしたり、農家さんとこの季節ならではのお話や加工品などを体験していただきます。
体験内容 例
AM 冬季間の内職や除雪作業
PM 農家さんの小屋などで車座トーク
②クリエイティブコース
高畠のユニークな人が経営や運営を行う企業や団体へ訪問して職場体験をさせていただきます。幅広い分野での地域の職場がありますので受け入れ先毎に様々な体験ができます。
受け入れ先毎に持っている課題や参加者の皆さんの知恵をお借りしたい内容について一緒に考えて実践するワークショップなども実施予定です。
体験内容 例
AM 企業見学や職場体験
PM テーマに沿ってアイディアワークや実践
各コースの体験先
①アグリコース受け入れ先紹介
たかはたオーガニックラボ 小林 温さん
農家に婿入りして有機農業に携わり16年になる小林です。有機農業に関わる生産法人に勤務する傍ら農家としても現場で米作りを行っております。米農家でおいしいコメを食べ過ぎたためか通風を発症したことから玄米食を日常的に取り入れ始め、健康な食と農とは何かについて考えるようになりました。
たかはたオーガニックラボは次世代に健康を伝える事がテーマとして2019年に立ち上がりました。現在は町内の学校給食に健康な食と農を取り入れる事を取り組みを進めています。ラボの中でも健康になる給食へどのような基準を設けたらよいかなど様々な部分で悩みがあります。みなさんにはたかはたオーガニックラボに所属する農家の方と一緒に農作業をしていただきながら、率直なご意見をいただき私たちも新しい気づきが得られれば幸いです。
農業女子Anechan代表 大野 美千代
大野 美千代
実家が高畠町のお隣南陽市で、元々農業に関わってはいませんでした。東京で就職してしばらく住んでいたのですが、16年ほど前にUターンして果樹農家の家に嫁いだ事をきっかけに旦那と一緒に果樹農家をはじめました。女性農業者は元々少ない事もありますが、所属できるコミュニティそのものもほとんどありませんでした。そこで近隣で農業に携わる女性に声をかけ農業女子Anechanを結成しました。
Anechanでは女性目線での農業の楽しさや現状を皆さんに知ってもらうべく、マルシェへの参加や食育の本の紹介する活動等を行っています。
農事組合法人くだもの畠 代表理事 佐藤 尚利
代表理事 佐藤 尚利
三鷹洋梨園八代目・佐藤尚利です。当農園は、山形県高畠町の三条目という所で、古くから農家を営んでおり、明治35年に初めてラ・フランスの苗木が日本に輸入された時に、佐藤鷹次が栽培し始め、現在の「三鷹洋梨園」となりました。
「美しい風景」が広がる山形県高畠町。その多くは、地元農家が四季折々の厳しさと対峙しながら守り育ててきた賜物といえるでしょう。私たちはこの町で育った「果樹農家」4人組です。受け継がれた「美しい風景」を未来に残すため、くだもの畠プロジェクトを立ち上げました。団体として放棄地の継承や研修生の受け入れなどを行っております。
Oboco grapes 高橋 未来
高橋 未来
変わり者30代夫婦が2022年4月から家族で高畠町に移住し夫婦でぶどうづくりにチャレンジしています。 oboco grapesは、oboco=おぼこは山形県の方言で「こども」。「ぶどう」を軸に、おぼこ視点でのモノコトづくりを実践していきたいという思いを込めoboco grapesと名付けました。
大学、卒業後ニュージーランドの大学とワイナリーでぶどう栽培と醸造を学び、大手ワイン会社で栽培業務を担当していた夫。大手旅行会社での営業企画業務、青年海外協力隊として南米ペルーでの観光プロジェクトに携わり、某県庁にて外国人観光客誘客事業を担当していた妻です。農家としてスタートし始めた私たちの仕事や暮らしを一緒に楽しみましょう!
②クリエイティブコース受け入れ先紹介
とくし丸 山田 洋貴
山田 洋貴
高畠町に何か貢献できる事はないか?そんな思いから2年前より移動スーパーとくし丸を始めた山田洋貴です。
高畠町に「笑顔」を増やす。
ずっとこの気持ちを大切にしながら販売をしています。
僕とお客様が会話をしたり、ご近所同士がとくし丸を囲んで話をしたり、そんな日常にとくし丸が存在できたら嬉しいなと思っています。
これからの未来は「結」が必要だと考えます。
人と人との繋がりを大切にする。
そんなキッカケになるべく今日も笑顔で販売します。
旅館エビスヤ 代表 井田 和史
井田 和史
「愛犬のおやど」代表を務めております井田和史です。私は地元の高校を卒業後に大阪の専門学校を経て東京のパークハイアット東京や大阪のダイニングキッチンで料理を学びました。26歳の時に山形に戻りエビスヤに就職をしましたが地元の宴会などが主な仕事としているうちに、高畠町も含めて全国の多くが人口減少して行くことに大きな不安との葛藤をする毎日でした。
東北にはまだまだペットと楽しめる代表的な観光地はありません、私たちは愛犬のお宿での取り組みを通じて東北エリアの先進的な観光地を作りたいと考えています。可能性が広がっていく事を期待しています。
(有)高畠清掃 代表取締役 戸田 聡
戸田 聡
廃棄物の処理を通じ「くらし」を支え、地域と共に歩むという事をモットーに高畠での廃棄物収集運搬やリサイクル事業等を行っております。町内100事業所以上と契約し定期回収を行っています。
中々日の目を浴びない業種ですが、生ごみや段ボール、空き缶のリサイクルなど、“持続可能な社会“においてとても重要な役割を担っていると考えています。せっかくの機会ですので参加者のみなさんにも実際の現場を見ていただき、廃棄物などの新しい活用や中々ての回らないPRといった部分に知恵をお借りできれば幸いです。
高畠熱中小学校 事務局長 長谷川 智之
長谷川 智之
高畠熱中小学校事務局長の長谷川です。大学卒業後、地域おこし協力隊という事で高畠町の町おこしのお仕事を3年やらせていただき、今も引き続き熱中小学校の取り組みを通じて、まちづくりに関わらせていただいています。高畠熱中小学校とは、新たな一歩を踏み出す人を応援するプラットホームです。具体的には月に2回、様々な分野で活躍される先生をお招きしての授業を行っております。授業以外にもワインづくりや交流事業、全国20校の姉妹校との連携事業など廃校再生を通じて様々な取り組みを行っています。こうした取り組みをきっかけに様々な出会いや化学反応が起こり、起業や移住などの新たなアクションが生まれてくることを期待して活動しています。
滞在先
①ギルドハウス高畠 (アグリコース)
②エビスヤ(クリエイティブコース)
滞在日のスケジュール
利用の流れ
お申し込みフォームを入力します。
応募は2月13日までとします。2月14日に運営からメールにて選考結果のご連絡をさせていただきます。
各コースに分かれてプログラムが始まります!
新型コロナウイルス感染拡大防止対策について
・まん延防止等重点措置や緊急事態宣言発令された場合、企画の変更や中止または当該エリアからの参加についてお控えいただく場合があります。
・参加前の検温や健康チェックへのご協力をお願いいたします。もし体調等がすぐれない場合はご参加をお控えください。