「自然×人」を体験してみたい【体験談】

この記事では、2022年2月に茨城県常陸太田市に約1週間ホームステイをした大学1年生の森本さんの経験談を紹介していきます!

今回は、森本さんご本人が体験記事を書いてくださいました!

【森本さんプロフィール】
年齢:20代
出身:兵庫県
職業:大学1年生
利用期間:1週間
ステイ先について:茨城県常陸太田市
【個室】2,500円/日
ステイ先の紹介HP:https://familyinn.jp/kominka300nenn/

目次

田舎ホームステイを利用した理由

私は関西の住宅地に住んでいます。近くでなんでもそろって便利な場所です。

でも、なにかがもの足りません。大学は前期がオンライン、後期でやっと大学に行けても、満員電車の日々、毎日時間と約束に追われて……でも中身がなくて、なんだか心にぽかっと穴が空いているように感じていました。

一方、私は小さい頃から自然や動物がなぜか好きでした。高校も、最初は農業の学校に行こうと考えていました。

また、田舎は人付き合いが濃いイメージをもっていて、「ちょっとお醤油貸してや〜」みたいな雰囲気って良いなぁ、とあこがれていました。

そこで、大学一年生の2ヶ月間の春休み、ずっとしてみたいと思っていた農業をやってみようか……!

と思ったのはいいものの、農業インターンだと将来農業を目指す人向けであって、私がやりたいこととは少し違う……

でも、旅行で短い期間、いいところだけ楽しむのとも違う……

そこで見つけたのは、田舎暮らしを体験できる「田舎ホームステイ」さんでした。ホスト一覧を見ていると、【山羊、猫、鶏、里山……】そして写真のあの笑顔!ビビッときたのは、茨城県常陸太田市の今回のホストさんです。

私は生きている!!

ここでは、毎日「生きている!」という喜びでいっぱいでした。

朝、気温はマイナスで頭が寒いのを我慢して布団から起き出し、鶏の餌作り、餌やり、山羊を放すまでは毎朝のルーティーンです。それらも充実しているのですが、そこから薪を集めたり大豆の出荷作業をしたり卵の配達に行ったりと、毎日すること、やりたいことがたくさんあります。でも時間に追われて追われて、という感覚はありません。選んでいる、という方に近い気がします。

自分で身体を動かして、お腹が空いたらホストさんと、そしてたまたまお昼の時間にやってきた知り合いの方と話しながらご飯を食べて、また動いて、夕方になったらご飯を作って、音楽を聴きながら一緒にご飯を食べて……

そのひとつひとつには、ちゃんと意味を感じられます。

また、ご飯を作る時は、卵を配達に行ってもらってきた野菜などを主に使います。

それがすごく美味しいんです。採れたてだから? 作った人が分かるから? それともホストさんの腕がいいから?

普段食べるものとは何かが違いました。

人のあたたかさ

ホストさんはものづくりも趣味にされていて、ドラム缶から焼却炉を作ってしまいました。それをお隣さんのところへ持って行った時、

「この焼却炉すごい!!明後日、お昼ご飯一緒に食べて点火式しよう〜!」

と声を掛けてもらいました。

そして一緒にカレーを外で食べて、卓球や凧揚げをして、マッチを使って点火式。

私は人見知りをする方ですが、すぐに打ち解けて話が弾みました。

また、もう一方のお隣さんからも、別の日にお家に呼んでいただき一緒にお茶を飲みました。コロナのこともあって、私もホストさんも少し躊躇していましたが、それでも、お隣さんが声をかけてくださったことを思うと心がほわっとあたたかくなりました。

お醤油の貸し借りだけじゃない、もっと深いつながりを、一部分ではあると思いますが感じられました。

自分が良い、と思えること

私はまだ、将来の夢は決まっていません。

ですが、運良く大学まで行くことができた私は、単に恵まれた環境にいただけであって、将来は社会のため、人のために働かなくては、という思いで過ごしていました。

しかし、自然の、ご飯の、お隣さんの、そしてホストさんのあたたかさに囲まれて、こんな暮らしをしたい、と思います。

また、ホストさんから、

「人のために辛い思いをするより、自分のしたいことをしてキラキラしているほうが相手も幸せになる」

と言っていただきました。

それが腑に落ちたのは、帰りの車で「あなたはポジティブだったよ」と言われたことです。

私はこれまで自分はすごくマイナス思考で生きてきて、ネガティブの塊だと思っていました。

でも、例えば「薪割ってみる?」など、する、しないの二択では必ず「する」選択をしていたこと、ホストさんがされていることになんでも興味が湧いて次から次へと疑問が湧いてくること、そしてそもそも、1人で関西から茨城まで1週間体験に行くこと、それらを思えば、私は確かに前向きに進み続けていました。

もちろん、楽しいだけの1週間ではありません。お風呂は寒くてあたたまるどころではないし、朝も寒くて目が覚めるし、山羊に引きずられるし、人ともつながるからこそいざこざが起きます。また、自分が憧れていた暮らしだから、フィルターがかかってよく見えているのだと思います。365日この暮らしをするのは、正直しんどい部分もあると思います。でも、それは「辛い」ことかというと、そうではないように思えます。うまく言葉に出来ませんが、心が病んでしまうのではなく、イキイキしているんです!

最後に

今回、旅行ではなく、インターンでもなく、田舎暮らしという不思議な体験をしていただきました。

ホストさんに特別おもてなしをしていただくのではなく、一緒に生活してみる。それで知ったことや感じたこと、得たことはたくさんあります。

現代は「モノ」は溢れているけど「ココロ」は寂しくなった、と言われていますが、言葉だけでなく実際に心が満たされたと思える濃い1週間でした。

この春休み、1人でやってみてとてもよかったと本当に思います。

最後に、ホストさん、お隣さん、一緒にお昼ご飯を食べたり、山羊を小屋へ戻したり、豆の発送作業をした地域の方々、田舎ホームステイさん、

素敵な1週間を、ありがとうございます。

田舎ホームステイについて

旅の出会いは一期一会だ。

場所も、人も、触れることはできても深くつながれない。

ネットに載っている情報の場所だけだと、なんだか物足りない。

もし、あと少し一緒に過ごすことができたなら。

もっと、深い気づきを得て、新しい自分がなることができる。

そんな気がする。

田舎ホームステイは、1週間からその地域に暮らすことで、

あなたが地域に溶け込み、深いつながりと、深い気づきを得る。

そして新しいあなたに出会う瞬間を提供します。
「暮らしの中で出会う経験が、新しいあなたをつくる」田舎ホームステイ

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